小学校受験のキッカケ
私の娘は都内の私立小学校に通っています。
(難関、人気と呼ばれている学校です。どの大手教室にも学校別対策コースがあるところです)
所謂、「お受験」をしたわけですが、なぜか一般的にはあまり良いイメージを持たれないようですね。私自身は公立小学校に通いましたが、兄弟が国立小学校に通っていたこともあり、「そういう選択肢もあるよね」くらいの認識でした。
そして、お受験を経験した今となってはかなり強い賛成派なのですが、今日はなぜ私の娘がお受験をすることになったのか、そのキッカケについてお話ししたいと思います。
~~20××年 4月某日 ~~
娘「パパ、あの子のお洋服可愛いね。何か発表会に行くみたいだね」
(その子、○○教室のビルに入る)
父「そうだね。あれはお受験する子だね」
娘「おじゅけんってなに?」
父「小学校に入学するために おしけん が必要なところもあるんだよ。おしけんを受けることをお受験というの。あの子はお受験するために勉強しているんだよ」
娘「(超焦りながら) 私!なにも勉強していない、このままだと小学校に入れない!」
父「大丈夫、おしけん の無い学校もあるよ。娘ちゃんは家の近くにある おしけん の無い学校に行くんだよ」
娘「(何かを思案・決心) いやだ、おしけん 受けたい!だから勉強する!」
父「なんでおしけん受けたいの?(さっきの娘みたいに可愛い恰好したいだけ?)」
娘「幼稚園のお友達、おしけん 受けるって言ってた!頑張って勉強してみんなと同じ学校に行きたい。だからお願い」
父「え、そうなの(初耳)!?」「本当にやりたいの? おしけん 受けても、入れてくれるか分からないよ?」
娘「それでもいい、わたし頑張る!」
父「そこまで言うなら・・・・よし、やるか!」
(父と娘、帰宅)
父「 ママ、娘にお受験させるよ!」
母「はぁ!?」(この日、深夜2時迄 緊急家族会議)
~~~~
こんな感じで小学校受験に向けてスタートしました。
たまたま行かせていた幼稚園にお受験をする子が多かったようで、年長にもなってくると普段家でどんなことをしているのか、子供たちで話をするみたいですね、、、
そもそも、お受験について何にも理解しておらず、「ま、お受験させてる人なんて周りに殆どいないし、それなりの倍率で頑張ればサクッと受かるんだろうな」と、経験者からすると頭小突きたくなるくらいの甘い考えでした。
手始めにお受験難易度を調べてみると・・・
・早慶付属は倍率10倍以上、有名大学付属・人気校は5~6倍以上、国立に至っては50倍!
・本気のお受験は年少・年中からスタート、年長コースは11月開始!試験本番は11月!
・・・おや?
父「娘よ、どうやら今から勉強しても頑張っても入れないみたいだぞ」
娘「ええぇぇぇぇぇー!」
正直、受験を舐めていました。こんなに倍率が高くて、確りと準備をするものだと思っていませんでした。正直、当時は、いまからやっても間に合わないだろうなと思っていました。
しかし、不本意な結果になるかもしれないが、目標に向けて頑張ったこと自体が、娘の成長に繋がるはずだ。そして、娘には目標を達成すること、やり遂げることを通じて「努力すれば自分の願いが叶うんだ」という自信を付けさせてあげたい。
そう思って、小学校受験を決心しました。
この後は
・先ずはお受験を知る。
・志望校(目標校)を決める。
・どの教室に通うか決める。
・どのようなコースを取るか決める。
・本番までの毎日TODOスケジュールを作る。
・ひたすら本番に向けて頑張る。
・受験戦略を決める。受験校を決める。
・本番の試験を受ける。
・結果発表!
とステップを踏んでいき、結果的に難関と呼ばれる私立小学校に合格することができました。
(1つ1つのステップで何をどのようにしたのかは、また別の機会に書きたいと思います。)
さて、娘の一言からお受験が始まったのですが、その後、自分の中で以下のようにお受験する理由を整理しました。
- 受験により中断されることなく、自分の好きな事を突き詰めて取り組める環境にすること
- 私の海外駐在により、将来の受験に大きな支障が出て、娘の教育機会が損なわれてしまう可能性を少しでもミニマイズすること
1つ目は、どの小学校に入っても、大学受験は必ず経験させることを考えていましたが、せめて高校まではスポーツ、課外活動、勉強、何でもよいので自分がこれと決めたことを受験により大きく分断期間されずに取り組んで欲しいということ。
2つ目は、自身の海外駐在が数年後に迫っている中で、駐在から帰任した上司がお子さんの受験で大変苦労している姿を見て、中高の受験を回避して大学受験で確り勝負できるようにさせてあげたいということ。
実際に希望の小学校に入ることができ、ホッと胸を撫で下ろしたのですが、当時を振り返って考えても、娘の成長や家族の絆、そして私自身の仕事や家族への向き合い方が大きく変わったキッカケであったと思います。受験自体は大変で二度とやるものかと思うほど大変なものでしたが(弟はどうしようか・・・)、同時にとてもかけがえのない貴重な経験でもありました。
本ブログをお読みの方には、お子さんに小学校受験をさせようと考えている人、どうしようか迷っている人、まったく興味ない人 それぞれいると思いますが、私個人としては、皆さんには、お子さんの小学校受験についてぜひ一度真剣に考えて欲しいと思っています。
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