小学校受験に取り組むと何が良い?
こんにちは、マサラボです。
今日は「小学校受験~なにが良かった? 小学校受験のメリット~」についてお話しします。
そもそも、小学校受験は、私立・国立の小学校に入学させることが目的なわけですが、子供を公立小学校に入学させようと考えている方にも、お試しでも良いので小学校受験に取り組むことをお勧めしています。
それは、これからお話しするような大きなメリットがあるからです。
小学校受験で得られることは以下3つあります。
- 子供が大きく成長する、子供の成長を実感できる。
- 家族の絆が強くなる。
- 自分自身の仕事や家族の向き合い方が良い意味で変化する。
①子供が大きく成長する、子供の成長を実感できる。
正直、これが一番おススメしている理由になります。
親としては、子供の成長を見られることが一番嬉しいことですよね。周りでも、最初は受験に気乗りせず協力してくれなかった配偶者が、どんどん成長する子供を見て心を入れ替えてくれた という声がとても多かったです。それだけ、心を動かされるほどの成長を目の当たりにできるということです。
お受験対策は大きく以下三つなので、以下に従ってどのような成長が見られるのか見てみます。
- ペーパー(学力試験)
- 行動観察(工作、運動など)
- 行儀(①、②の中で見られる、或いは行儀そのものを見るテストもあり)
①ペーパーは学力試験のことです。
受験倍率の高い小学校では足切りたり、学校によってはペーパーの点数だけで合否が決まったりと、小学校受験ではかなり比重が高いので、どの家庭もこの対策に心血を注ぐわけです。
ペーパーの内容は、ことば(しりとり)、季節(季節の花・行事)、数(数の足し引き)、図形(重ね図形、回転図形)、地図の移動・・・等々多岐に渡りますが、1つ1つ、生活に結びついた内容が出題され、それを何度も繰り返して勉強するため、学んだ内容がすぐに生活の中で活かされていきます。
例えば、スーパーに行くと「そろそろ熱くなって夏になってきたからナスが旬だね」とか、道を歩いていると「あ、これ冬に咲いてるからシクラメンだ」とか、「パパのラムネが10粒で私のが6粒だから2粒くれたら同じになるね」とか。
小学校受験で確りと勉強したからこそ、多くのことに”気付ける”ようになったのだと思います。
この”気付く”能力を幼少期に身に付け、伸ばしていくことはとても良いことだと思います。世の中や身の回りに起こっていることの課題を発見するのは、先ず「観察」して「気付く」ことが必要ですから。
②行動観察は指示されたことを再現できるかどうかを観察する試験です。
「平均台までケンケンパで行って、平均台の真ん中で止まって5回拍手、平均台を降りたら赤い四角の枠まで走って行って、座って待っててください」とか、「今から先生のお手本を見て折り紙を折ってください」とか 言われたことを言われたとおりにできるかを見る試験です。
或いは、クマ歩きや縄跳びなど、単純に運動能力を見るような試験もここに含まれると思います。。
小学校受験は先ず何より”聞く”ことが重要視されます。口頭で出題されるペーパーは勿論ですが、行動観察はより聞く力が求められます。
まず、確りと聞けていないと何をすれば良いか分からず固まってしまいます。
ラッキーにも他の子が何をやっているか見える状況であれば、動きを参考にできますが、そもそもその子のやっていることが合っているとも限りません。なので結局は、他の子の番が見えている場合でも、他の子の動きに引っ張られず、自分で聞いたことをやることが求められます。
又、他の子と一緒に何かをやるようなテストもあるので、こちらも当然、他の子に引っ張られないよう、自分が聞いたことをやる必要があります。もし、意見の強い子が間違った理解をしていてその子に引っ張られた場合、そのチーム全員が落ちる可能性すらあると言われています。
(但し、「みんなで先生の言ったことを確認しよう」「○○ちゃん/くん、わたしはこう聞いたよ」とチームを正しい方向に導ける発言ができる子は残ると思います。少なくとも、私が評価する側で
あれば、正しく聞く力、皆と違う意見を言える勇気、を高く評価します)
なので、行動観察で確りと評価されるためには、先ず”聞く力があること”、そして”聞いたことを信じて行動できること”が求められると思います。
小学校受験の経験者はこういった特訓をしているわけですから、確りと親や先生の話を聞くことができるようになります。又、決して受け身になるのではなく、自分で考えて行動できるようになります。
尚、娘は、ある本番試験のおもちゃ?運びの時に「みんなは●⇒×⇒▲の順番でやってたけど、先生は●⇒×⇒▲の順番で一つずつやってから、その後▲⇒×⇒●の順番で残りを片付けてと言ってたよ」と言いました。
娘はその学校に合格しました。
同じ時に受けていた子たちが合格したかは分かりませんが(大抵の小学校では、自分の合否しか分からない)、もし娘の言った事が正なのであれば、確実に娘の方がプラスの評価になっていたと思います。
③行儀
これは外出すると良く分かります。近所の人と会ったら元気よく挨拶する。レストランで注文する時やバス・タクシーの乗り下りで「宜しくお願いします」「ありがとうございました」を自分から言う、食事の際や電車の中で確りと座っていられる、、、などなど。
子供ながらに「あ、この子はこの状況ではこうする、とちゃんと考えているんだな」と分かります。(自分が幼稚園の時は、いかにボケーっとしていたことか・・・)
行儀の良さは所作の美しさに繋がります。所作の美しい人には好意的な印象を持ちますよね?小中高大、大学院、社会人とどの年代でも人との繋がりが大切ですし、ファーストインプレッションで得をするというのはネットワーキングにとても役立ちますよね。
また、自分の子どもの行儀を良くするために、当然親は見本となるように行儀を意識しますので、先ず自分自身の行動・所作を見直すキッカケになりますし、家族としても良い印象を受けることが多くなります。
因みに、試験本番では親を含めた家族としての行儀まで見られているようですが、正直、どこまで見られているのか良く分かりません。が、普通に準備をしてきた家庭、或いは通常の常識を持っている家庭であれば特別な対策は不要かなと思います。
私自身、試験本番の、学校内での行儀について特段訓練も勉強もしていませんでした(受験した学校はすべて合格でした)。
最後に。
今まで解けなかったような問題が解けた、ひとりでいくつもの折り紙を折れるようになった、縄跳びを50回飛べるようになった、指示通り動けるようになった、、、文字通り日に日にできることが増えていきますので、「今日(昨日)、何々ができるようになったよ」と毎日娘から報告されることがとても楽しみでした。
何事もすぐに諦めがちだった娘が、難しいペーパーや行動観察の課題にも根気強く取り組めるようになり、日々“できること”が増えて成長していく姿を見てとても感動しましたし、もし不合格でも受験に取り組んだことは決して無駄にはならなかっただろうなと思います。
又、娘は受験を通して算数の勉強がとても好きになり、受験終了後も継続的に勉強をするようになりました。興味の対象が算数⇒英語⇒理科⇒算数・・・と移っていったのですが、いずれにしても幼いながらに○○だから▲▲になる、という順序立てて考える力をメキメキと身に着けていきました。
なぜこうなっているのだろう?と世の中の不思議を発見する感度も高くなっていきました。例えば、小学1年生の夏休みの時、テレビで深海の水圧についての話が出た時に「どうして深海に潜るクジラは潰れないのか」を不思議に思い、深海に潜るときのクジラの体の構造について調べたことを自由研究にしたい、と自分で言ったこともありました。
いくら何でも大袈裟でしょう、と思われるかもしれませんが、これは実際に私が体験したことです。勿論 受験をしなくても子供は成長していきます。が、小学校受験をキッカケに大きく成長していく子が多いのも事実だと思います。
以上が小学校受験をする1つ目のメリットです。
長くなってしまいましたので、続きは別の投稿をご覧ください。
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